ヒューマンスクランブル 第296回


平針4丁目永井基子さん

ハンドメイドクラブ
ふらわーどろっぷす

●平針4丁目永井基子さん

ハンドメイドクラブ ふらわーどろっぷす ●平針4丁目永井基子さん
世の中には隠れた“達人”がそこかしこいる。皿洗いの達人や魚さばきの達人、竹細工や裁縫の達人などなど。ハンドメイドクラブ「ふらわーどろっぷす」は、4年前に発足したクラフトの達人たちのグループ。平針4丁目の永井基子さん(40)もメンバーの一人だ。
「発足当時は10人くらいいましたが、今は6人。子どもの幼稚園仲間で、偶然にも、みんな扱うものが違っていました」と永井さん。クレイクラフト、ビーズ、トールペイント・・・。ちなみに永井さんの“担当”は布小物や縫い物、編み物、刺しゅうなど。
現在は、生涯学習センターとOkハウスで月に各1回(不定期)講座わ開いている。
「時間は2時間。だからその時間内で仕上がるものを作っています。もちろん子連れ参加OK。和気あいあいとクラフトを楽しんでいますよ」
「祖母が手芸品店をやっていた」という環境もあり、子どものころから手芸にはなじんできた。「うれしかったのは、15~16歳のとき、専用のミシンを祖母からプレゼントされたこと」と話す永井さん。「高校の家庭科の時間にエプロンを作る課題がありました。もううれしくて。デザインから起こして作ったのですが、みんなより1ランク上かな、って」とにっこり。
高校を卒業後、ファッション関係の専門学校に進みファッションデザイナーとしてメーカーに就職。結婚、子育てと、一時中断していた時期もあったが、子どもから手が離れると再び手芸に手を染め始めたという。
「今は、娘も私が作っているのを見て、自分の人形の服を手作りしています。主人も私のすることを認めてくれていますし、私は幸せ者」と、最高の笑顔で話してくれた。
なお、11月17,18の両日10時~4時まで日進市梅森のナゴヤハウジングセンターで「ふらわーどろっぷすクラフトマーケットを開催。子どもも参加できる手作り教室です。手作り品の販売もしますのでぜひ来てください」と呼び掛けている。

ふらわーどろっぷすURA
http://mymimosa.net/fd/

2007.10.8発行 紙ひこうき Vol.316