〜朝は苦手だ〜


僕は朝起きるのが苦手だ。ちゃんと8時には寝るけど、眠い。ママが出かけるのは7時半だから、いつも6時45分には起され、タオルで顔を拭かれると少しは目が覚めるけど、ダメだ。ぼっとしていて御飯。

あくびをしたトタンにママが大声をあげた。「何?」と言う間もなく、僕は玄関から追い出されてしまった。

「いつまでのろのろしているの!」

一変に目が覚めたけど、声が出ない。何と言ったらいいの? 泣くしかない。泣いて、ドアをたたいたら、またママの大きな声が聞こえる。

「僕、はだしだよ!」
と言いたかったけど、何もいえなくて泣いた。ドアは開けてもらえない。

誰か来た。急いで柱の影に隠れたけど、見つかった。

「僕、どうしたの?。お母さんに叱られたの?」

そんなの関係ないや。早く行ってよ。

困っていたら、お兄ちゃんが迎えに来てくれた。そしてたら、あったかい涙が出てきた。お兄ちゃんありがとう。

救ってくれる人がいる。誰でもいいけど、兄弟は最高ですね。

追伸

最近、登園してから「歯磨き」、時には「朝食」も見かけます。子どもはなかなか起きませんが、親の様子は理解できますよ。よく話をして欲しいですね。

(哲地蔵)

2008.2.18発行 KID'S倶楽部 Vol.165