にぎやかに盆踊りリハーサル 原学区婦人会


にぎやかに盆踊りリハーサル

夏の風物詩、盆踊り。そもそもは平安時代、空也上人によって始められた念仏踊りが発端。それが盂蘭盆の行事と結びつき、精霊を迎えるための行事という意味合いを持つようになったもの。それが次第に村落などの共同体あげての娯楽となり、すべての伝統行事が消えていく中で、盆踊りはしっかりと地域の中の行事として根付いている。
盆踊りに先駆け、各地では「練習」が行われる。今年は原学区婦人会をお訪ねした。
例年は婦人会が中心となって新曲などを練習するのだが、今年からは子ども会も参加した。「お母さんと子どもで四十名ほどの参加をいただきました。民踊の先生、民踊部、婦人部の協力で、とてもにぎやかに楽しく練習できました」と婦人部の伊藤会長。
子どもたちがとても楽しく踊っているのを見ていると、こちらも楽しくなった。また民踊の方々がまさに手を取り、足を取って子どもたちに教えているさまは何とも心温まる光景だった。
盆踊りは踊ってなんぼ。この日に踊りをマスターした子どもらは、きっと盆踊りの輪の中でピカピカに光るに違いない。

2007.8.14発行 紙ひこうき Vol.314