編集後記


横綱朝青龍の仮病事件で、師匠の高砂親方が可哀想で仕方がない。私の心の中では”大ちゃん”なのである。大ちゃんには仮病とか詐病とかの技は理解できない(はず)適当なことを言っておけばいいさ、だってオレ横綱なんだもん、なんていう横柄な態度も分からない(はず)。
大ちゃんが相撲協会会議室の外に放り出され(自粛らしいが)、小さく畏まっていた姿が痛ましかった。
やんちゃ坊主がやんちゃ坊主のままで年老いることは許されないのだろうね。男に生まれなくて良かったと思うのは、こういうときである。
きつい残暑。くれぐれもご自愛ください。

2007.8.14発行 紙ひこうき Vol.314