編集部 岸田幸子


編集部 岸田幸子
▲編集部 岸田幸子(25)
 身長/170cm 
 家族/独身

中学・高校とアメリカ。いわゆる帰国子女の幸子さんは、帰国後一年の準備期間を経て早稲田の法学部に学んだ。そして交換留学生として再びアメリカへ。今度はワシントンDC。国際弁護士を夢見ていたから国際関係を専攻。メインは政治なのだが、ある日ふと疑問を感じた。(アメリカでも日本の企業はよく知られている。グローバルとは、最初に経済ありきなのではなかろうか…)

さあ経済! 経済を切り口に世の中を見たら、さぞ面白かろうと日経へ。といっても幸子さんが初めて日本の新聞を手にしたのは大学受験の頃。まあ何てモノクロ!と驚きつつ時事の勉強のために日経の社説を要約する日々を重ねたものだったが、幸子さんはその日経の社員になったのだ。

入社して配属されたのが、産業部のエレクトロニクス。DVDなどの記録メディアとバッテリーを受け持ったのだが、実は幸子さんは自分でも驚くほどのアンチデジタルガール。というかメカ音痴。

宇宙服のようなクリーンスーツを着込んで研究所の技術者にインタビューをするのだが、仕入れた予備知識では到底間に合わないほどの専門用語の羅列。「あ、すいません」を繰り返しつつ通常の倍の時間を要して取材終了。「もう先輩に迷惑かけまくり」。だから将来の夢は「面倒見てくださった先輩への恩返し」。そして「日経は視点の鋭い先輩たちが書いているから間違いない。私もそういう記者になりたい!」 

今は名古屋で流通を担当。外食と書店と卸しなどを主に取材する日々だ。「街中を少し離れると田園風景。私が育ったアメリカの町とよく似ているので、名古屋は大好き」で、味噌カツもあんかけスパも大好物に。名古屋で羽ばたいて下さい!

2007.7.4発行 エコノミスト●なごや Vol.30