タウンニュースてんぱくのフォトコンで中日新聞社賞


原2丁目ミラー・河合奈美さん

▲原2丁目ミラー・河合奈美さん

人がカメラを購入する動機の第一位は「撮りたいものができた」からだろう。初めての海外旅行や、趣味で始めたクラフトや花作り、その作品を写真で残したいと思う。そして、その筆頭が、おそらく出産。「わが子の成長を写真で残したい」と思う。
「仕事で使っても、人を撮ることはあまりなかった」と言う原のミラー・河合奈美さんも、息子の出産を機に、長男、ミラー・河合平伝(ヘイデン)君の”専属カメラマン”になった。
「生まれてからは、一週間ごとに撮り、PCに保存してある」という奈美さんが、ふと目にしたのがタウンニュースてんぱく紙のフォトコンテスト。
「よし、応募してみよう」と、出品用に四十枚ほど撮影した。記録写真から鑑賞写真へ。そのために、背景も考えたし、配色も考慮した。
もう、お気付きの人もいるだろう。平伝君のパパはアメリカ人。従って、平伝君の肌も白い。「色が白いから、明るいところやフラッシュをたくさんたくと、ハレーションを起こすというのか、色が飛んでしまいます。かといって暗くすれば、撮りづらいし」
が、昔からよく言ったものだ。「色の白いは、七難隠す」。インテリアコーディネーターの奈美さんは、配色を考えたが、この配色に平伝君の白さが際立った。彼を中心に、ソファーの赤、グレー系の帽子、真っ白なおむつがハーモニーをを奏でた。
「入賞の知らせは、電話を受けた主人から聞きました。通ったんだーって感じでしたが、中日新聞社賞が一番というのを知って驚いたり」
使用したのはデジカメ。動きに弱いけど、撮影当時の平伝君は、まだ六ヶ月くらいで「動きが鈍かった」のも幸いした。「受賞したのを機に、主人に一眼レフのデジカメを買ってくれるように交渉中」と言う奈美さんの顔が輝いた。
作品は、タウンニュースてんぱく487号で確認を。