編集後記


お盆休みをいかがお過ごしでしょうか。

曹洞宗では亡くなられた人々(お精霊さん)をあたかも生きているお客様のようにおもてなしする。お位牌を団扇であおぎ、朝昼晩の三食に食後の茶菓、そしておやつなどをお出しするのだ。

私が平針に嫁いだ時、入れ替わるように義父が亡くなったので、私は秀伝寺にレクチャーを受けに通った。その折に手渡された「お盆の献立」が私の宝物である。
これは先住職が平針の古老に聞き取りをし、曹洞宗の作法にそって書き表した力作である。記録するとは偉大なことで、その力作が今ではカラー刷りとなり、広い地域で配布されている。

せっかくのお盆である。皆が集まったときに花が咲く思い出話を、どなたか書きとめてはいかが?
先になって貴重な記録となり、きっと家宝として残ります。

紙ひこうき H.18.8号