居心地の良い学区作りを 民生児童委員 岩田とも子さん


民生児童委員 岩田とも子さん

「子どもの数が減っちゃってね~。子ども会もなくなっちゃいました」。こんな話をよく聞く。実に寂しい事だけれど、よっく考えてみれば、1人もいなくなった訳じゃない。
「そう、子ども会もなかったので3~4人で子ども会を作りました」と話すのが、今回のヒューマン、民生児童委員の岩田とも子さんだ。

岩田さんは30年前、瑞穂区から平針北に越してきた。
「当時は地下鉄はあったけれど、ないものもあって…」。その1つが子ども会。「立ち上げて、キャンプファイアをしたり、ラジオ体操をしたり。大変だったけれど、楽しかった」。

話し方は控えめだが、とても行動的な岩田さん。そのポリシーは「ないのなら、作りましょ」だ。当時立ち上げた子ども会は今はないけれど、その後学区としての“子ども会”「子育ての会」を立ち上げた。

こんな活動ののほか、ファイヤーフェスタでは、仲間とフォークダンスを教えたり、トワイライトスクールでは、子ども達にお茶の手ほどきをするなど、とにかく活発に動く。お年寄りとの“おしゃべり会”もある。

「私は子どもたちやお年寄りからパワーをもらっている人です」と目を細め、「学区内外の協力があり、この協力のおかげで活動ができています」と言う。

「この街が好き。ずっと住んでいきたいから、居心地の良い学区作りをしていきたいですね」という声が弾んだ。

2010.10 発行 紙ひこうき Vol.352