日進市議会議員 正木 和彦さん


日進市議会議員 正木 和彦さん
日進市議会議員の正木さん(右)と高木新聞店の高木さん(左)

正木さんは10年間、交通整理活動を続けていて、先日県から表彰された市議会議員さん。「最近は子どもの方から話しかけてきてくれたりして、とてもうれしいです」。
長く続けるという事は、本当に大変な事だ。

続けて「先日、ホットカフェに行きました。ボランティアの方がコーヒーをいれてくれるんですが、その日は休日で子ども達がお手伝いに来ていて、とても楽しかったです」と話してくれた。

その他にも『陽だまりの会』という食事会も隔月で開催され、もう20年も続いている。どちらも地域のボランティアさんが運営していて、ホットカフェは月1~2回の午前中に開かれている。

陽だまりの会は午前10時から午後1時までで、会費500円(1回)でお弁当が出る。陽だまりの会ではお誕生日会をやったりフルートの演奏を聴いたりとイベントも用意されている。特に年齢の指定は無いそうだが、普段外出されない方にこそ来て欲しいという事で、やはり高齢の方に参加を呼びかけている。

「正木さんには、地域の事をいろいろと相談しています。くるりんバス(※1)も正木さんにご尽力いただいて、近くまでくるようになりました。このあたりは高齢者世帯が多くて、バスが近くに来てくれるとありがたいですよ。み・まも~るにも8割の方が登録されています。とても良い制度なので、新聞店としてもどんどん広めていきたいですね」と高木新聞店の高木さん。

「緑に囲まれた素晴らしい環境ですが、不便な事も多いです。買い物に行くにも車が必要ですし、小学生もバス通学をしています。子どもが成長して家を出てしまうと高齢者世帯になってしまう。公園で金曜市をひらいて魚や野菜などを販売しているのですが、近所の皆さんに喜ばれています。金曜市は業者さんにもご協力いただいて、3ヶ所で開催しています」と正木さん。

今後の活動についてお伺いすると、「私の住んでいる地域で、地域通貨(※2)という制度が始まりました。困った時にはお互い助け合うという事ですね。私もお役にたてる事があるし、困った時には助けてもらえる。ご近所とのお付き合いを大切にしたいですね。最近、囲碁クラブにも行っています。いろんな人と出会って楽しくやっていきたいです」と話してくれた。

※1 くるりんバス
日進市の運営する市内の公共施設や駅を巡回するバスで、一部路線を除き百円で利用できる。高齢者定期券などの優待サービスも行っている。

※2 地域通貨
法廷貨幣ではなく特定の地域内やコミュニティ(商店街、町内会、NPO)等の中でのみ流通する通貨。価値観やある特定の関心事項を共有し、それを伝える役割を持つ。原則として現金(法定通貨)とは交換できない。

2010.06.25 発行 み・まも~る7月号 Vol.38