千音寺学区 民生・児童委員会 会長 中野惠夫(やすお)さん


千音寺学区 民生・児童委員会
会長 中野惠夫(やすお)さん

千音寺学区 民生・児童委員会 会長 中野惠夫(やすお)さん

千音寺学区では学区を2つにわけてふれあい給食会を実施している。
65才以上のおひとり暮らしの方が対象で、毎回50人前後の出席がある。会費は1150円で、手作りの暖かいお食事がいただけると楽しみにしていらっしゃる方も多い。

「民生委員は18人なので、毎月前日の準備・当日の調理と大変です。遠くから来ていただくのも大変ですし、全員が一度に入れる場所も無いので、2ヶ所に分けてやっています。もう18年続いているんですよ」と中野さん。

み・まも~るの制度について伺うと、
「何年か前に高橋新聞店さんから説明していただきました。こういう地域からの応援があると、本当に助かります。
新聞店から『新聞がたまっています』と連絡してもらうこともあります。ただ、学区内にある新聞店すべてと連携できているわけではありませんし、新聞店だけでなく地域全体で見守り活動できるようにしていくことが今後の課題ですね。民生委員だけでは全てを把握するのは難しいですから。
今問題なのは『老老介護』です。おひとり暮らしの方より把握が難しいですし、2人いると安心とまわりも思ってしまいがちです。特に近所に子ども夫婦がいたりすると、あそこは大丈夫と思ってしまいますが、子どもに迷惑をかけたくないと思う親が多いようで、ギリギリまで我慢してしまいます。
こちらから声をかけるチャンスは少ないので、相談してもらわないと情報の発信もできないわけで、もどかしい思いもします。」

地域のための地道な活動、本当に大変ですね。これからの高齢化社会にみ・まも~る制度が少しでもお役に立てるよう、新聞店も努力していきたいと思います。

2010.03.25 発行 み・まも~る4月号 Vol.35