超お忙氏 ミュージックレスナー 浅野富士子さん


超お忙氏
ミュージックレスナー 浅野富士子さん

「そりゃ私だって習い事の1つくらいはやりたいけど、委がしくって…」という人に聞かせたいのが、今回紹介する原2丁目の浅野富士子さんのライフスタイル。どこにそんな時間があるの? と思ってしまうほどの『お忙氏』だ。

音楽療法研究会に所属し、リトミックやダンス・音楽教室を主宰する傍ら、児童館や保健所でもリトミックや体操を指導。ボランティアで高齢者施設や重複障害者施設なども訪問している。

「母が何でもやる人でした。水泳やヨット、70代でダイビングを始め、80代の今でも元気です。詩吟も習っていて、子どもの頃連れて行かれ、自分でも小唄なんかを口ずさんでいました」

また、家ではいつも音楽が流れている『住環境』で、浅野さんも小学校から音楽部と放送部に所属。大学では声楽を専攻。
「宝塚に行きたかったのですが、父に反対され、音楽の先生の道に」と話す。

何しろ、浅野さんの音域は「普通の人の2倍」とか。そして、ジャンルも並はずれて多いし、唱歌に演歌・軍歌まで何でもござれ。「だから高齢者の施設へ伺っても、対応できます」と50代の『戦無派』は笑顔を見せる。

「教える」だけではない。ヨガや社交ダンス、篠笛など「習っている」事も多い。「とにかく、好奇心が旺盛で。知らない事を知るのは楽しいし、喜び」と屈託がない。

浅野さんから発する『元気オーラ』が周りの人を幸せにしてくれる。

2010.03 発行 紙ひこうき Vol.345