気軽にお盆 みんなそろって食事をしましょう


夏休みです。ふるさとに帰る人もいます。ご先祖様もお盆には帰ってくるといいます。仏壇にも手を合わせ、墓参りも、子どもと一緒に出かけましょう。

帰らない、帰れない人は、近所の盆踊りに出かけましょう。
さて、お盆は正しくは「盂蘭盆(うらぼん)」といって「足を縛って逆さにつるされている苦しみ」という意味があります。

大昔、インドに目連(もくれん)というお坊さんがいて、亡くなったお母さんに会いに行くのですが、探し求めたやさしいお母さんは灼熱の地獄いたのです。理由は分かりませんが、文脈から子ども(目連)かわいさに人に施す、特に食物を施すことができなかったようです。インドは暑い国、貧しい人や物乞いも多かったでしょう。お母さんはその人たちに少し冷たかったようですね。「盂蘭盆」には、その時の母親と目連さんの気持ちのことです。

現代の日本は食料も豊かです。それでも、「だんらん」ということが少なくなっています。これは悲しいことですね。

お盆はふるさとにみんな集まって、一つのテーブルに着き、顔を見ながら互いの報告をするのです。ご先祖もきっと加わっていることでしょう。

今時ですから、一緒に外食してもいいですね。

(哲地蔵)

KID'S倶楽部 Vol.181:幼年図鑑