いつもと何か違うという気配を感じ取るのは、毎日行く人でなければできない
2009-05-01 12:50:00
病院の厨房で三年間働いて調理師の資格を取得したまゆみさんは、今度は時代の流れを感じて友だちとヘルパーの講習を受けた。「あ、こういう世界もあるんだ」と目覚め、こちらも三年を経て介護福祉士となり、現在はケアマネージャーを目指して頑張っている。
ESSは「そういう制度があることは小耳に挟んでいましたが、具体的に知ったのは先日の講習会」というまゆみさん。その講習会とは、天白区役所の要請で区内7学区で開かれたESSの説明会だ。
「私たちは介護保険を通じてヘルパーとして決まった日にしか行きませんが、新聞は毎日でしょ? しかも夕刊もとっていれば朝夕2回行くわけです。すごいなと思いました。また仕事をしながら見守る立場でもあるわけで、とりわけ(いつもと何か違う…)という気配を感じ取ることがすごい。これは気をつけて毎日行く者でないと分からない感覚。
また、あれ? っと感じてもそれを表現することができるかできないかもあるでしょ? ESSは(いつもと何か違う…)と感じたら声をかける。 ここが重要だと思います」とまゆみさんはESSにあつい信頼を寄せて下さっている。
「今はケータイやらパソコンで情報を得られる時代だけど、ESSは全部人間が人間の感覚をつかって見守っているでしょ? そこが気に入ってますね」。
まゆみさんがやっていらっしゃる介護の仕事も、機械ではできない。人としての気遣いや温もりがあってこそですよね。
2009.4.25発行 み・まも~る5月号 Vol.24