田んぼ体験んから農文化を考える 荒池ふるさとクラブ


田んぼ体験んから農文化を考える

六月三日、二ッ池近くの田んぼで田植えがあった。荒池緑地『田んぼ体験から農文化を考える』講座の二回目である。
大人子ども合わせて四十名程度の参加者は農業センタで説明を受けたあと田んぼへ移動。「植物と小動物の住む場所を借りて米作りさせてもらう、という気持ちで作業しましょう」という説明の言葉が心にコトン。
まずは泥んこ遊びで泥と親しみ、遊び終わってからトンボのような道具を持って田んぼをならす代掻きが始まった。そしていよいよ田植え。向かい合って二列に並んだ子どもたちが、田んぼに張られた紐に沿って一列植えては一歩下がりを繰り返す。最初は手間取っていた子どもたちもすぐに上手にできるようになった。一時間もたつと青い早苗が並んだキレイな田んぼが登場した。「最初は泥が気持ち悪かったけど、だんだん慣れてきた。またやりたい」と女の子。
「田植えによってできる環境が大切」と佐久間代表。自然とうまくリンクした人間の営みが大切ですね。

2007.6.12発行 紙ひこうき Vol.312