エッセイにも挑戦したい。 紙ひこうきスタッフ 林雅子さん


ヒューマンスクランブル 紙ひこうきスタッフ 林雅子さん

「今でも緊張します」と話すのは、小紙「紙ひこうき」のスタッフ、林雅子さん。取材を担当して8年目という“中堅”だ。

20年前、配達さんとして、新聞業界に関わった。「その時から、もう紙ひこうきはありました。手描きで、温か味のある新聞だと思っていましたから、取材を担当することになり、とっても光栄なことと思って制作に協力してきました」と言う。

子どもの頃、学級新聞の編集に携わったこともある。文章を書くことが好きだったし、取材も配達エリアなら知っている人も多く「話ができる」と、取材を快諾。「他学区の人とも話ができるようになりましたし、いろいろと勉強をして学習もしました」と笑う。

もちろん失敗談にも事欠かない。“取材の足”は自転車。「道に迷って、イベントに遅れてしまったり…」。また「取材対象者の思いを、そのまま正確に伝えることができたのかしらん」と反省することも。

小紙の編集方針の1つに「要請があれば取材して掲載する」というのがあるが、当然、毎年決まって依頼が舞い込むこともある。「そんな時は、違う視点で書くようにしてきました」とぬかりはない。

「読者あってのミニコミ紙。飽きられないように書きたい」と話す。

こうした活動が、林さんの財産になった。文章力にも磨きがかかったし、“ネタ”も豊富になった。

今後「エッセイとかも書きたい」という夢も叶いそうだ。

2013.04 発行 紙ひこうき Vol.382