「夏山フェスタ」にご来場を! 山岳写真家 鎌田則雄さん


ヒューマンスクランブル 山岳写真家 鎌田則雄さん

素晴らしい写真は、たくさんある。ところが“感動する写真”は、そんなにあるものじゃない。それでは、どんな写真に感動するのかと言えば、撮り手のポジションに目が行った時だ。戦場であったり、峻険な山岳であったり。

原1丁目の鎌田則雄さん(58)は、日本山岳写真家協会東海支部の支部長を務める山岳写真家だ。

「友人の勧め」で初めて木曾川上岳に登り、すっかりはまった。以来、踏跡は千回を超す。

写真も好きで、登山にもカメラを携帯した。もちろん、山頂などでシャッターを切った。当然、友人もカメラ持参。作品を比べていて、競争心が芽生えた。

「のめり込むタイプ。負けず嫌いなんですよ」と笑い飛ばす。

こうして「山岳写真家鎌田」が誕生。20年前に教会に入会し、幹部役員としてイベントにも参加。

6月29、30の両日には、ウィンクあいちで「夏山フェスタ」が開かれるが、ここでも、山岳写真の撮り方の指導に当たる。コツは「4つの気」。「元気、やる気、根気、そして山の天気」と話す。

シャッターチャンスというのは、それほどある訳じゃない。が、その「チャンス」をものにする元気とやる気、根気が必要なのだろう。

もちろん、作品は“ノートリ”。現場で被写体を切り取って来る。これはもうセンスの有無。

素晴らしい作品は、HPで。鎌田則雄で検索。

2013.03 発行 紙ひこうき Vol.381