にこやかでパワフル / 原学区 学区長 加納 ちづ子さん


原学区学区長 加納ちづ子さん

原学区の学区長に原3丁目の加納ちづ子さんが就任した。加納さんは、特別養護老人ホームの理事で施設長を務める“お忙氏”だ。が、決まって、“お忙氏”は時間の使い方がうまい。

加納さんはメカにも強い。アマチュア無線の資格も取得しているし、パソコンを18年ほど前から使用。IT推進委員会に入っていたこともある。

「何でも挑戦してみる」がポリシーだから、趣味も多い。今も日本舞踊を習っているし、フラダンスもこなす。「敬老会で披露することもある」と言う。

こんな加納さんだから、忙しいのは分かっていても、役が回っていく。学区の役も、むろんこれが初めてではない。3年間副学区長として、学区長をサポートして来た。そして「(学区長を)やるからには、きちんとやりたい」と潔い。

「時代は変化していきます。最低限のルールを守った上で、変えた方が良いのは変えていきます」と話す。そのために「皆さんの意見を聞きたい」と言い、「みんなで考え、最終決定を下すのが学区長の役割」と明言。

例えば、いかに子どもの安全を守るのか、の命題には「義務感ではなく、奉仕の気持ちが大切。そのために組織図を作成し、皆さんにも自覚を促したい」と具体的、かつ前向きだ。

机上の空論ではなく「まず自分でやってみる」という行動派だから、言葉にも説得力がある。

にこやかでパワフル。こんな学区長が、タクトを振れば、街も活気付く。

2012.08 発行 紙ひこうき Vol.374