5月26日に、子ども自然教室開催! / 村瀬新聞店 大角守さん


近頃、虫を怖がる子が増えた。女の子ならまだしも、男の子ですら「キャー!」と大声を上げるとか。「ゴキブリ以外、虫なんて見たことがない」と言う人もいるほど、周りから虫が消えてしまったから、仕方ないのかも知れないが・・・。

消えゆく自然を「取り戻したい!」と立ち上がったのが当店の大角守さん(62)だ。

「私の子どもの頃は、自然もたっぷりあって、虫を取ったり魚を捕ったりしていました。出身は北海道の旭川市ですからね」。

いやいや、旭川であろうが、天白区であろうが、半世紀前の日本では、都心を離れれば、どこにも自然はあった。

大角さんは、暇を見つけては荒池や相生山緑地などに出掛け、鳥や虫など自然の写真を撮り続けてきた。

そして「子ども自然教室」の開催にこぎつけた。第1回目は5月26日に開く。

「相生山緑地にヒメボタルが棲息しているんですよ。だからみんなで観察をしようと。夕方にヒメボタルの生態や観察の仕方についてレクチャーし、暗くなってから各自で緑地に出掛けてもらおうと思っています」

“名古屋っ子”になって40年という大角さんにとって、平針は第2の古里だ。この地の自然に精通しているし、昆虫などの生態にも詳しい。

「子ども自然教室」は夏休みとかに不定期でも続けていきたいと思っている。

さあ!自然と仲良くなって、虫と友だちになろうよ!

2012.05 発行 紙ひこうき Vol.371