パワーの秘訣は好奇心 天白まちづくりサポーター 大谷 曻さん


プレゼントをするとき「難しい人」がいる。それは無趣味な人。無趣味な人でも3度の食事はするから、結局「食べ物」が無難な贈答品になる。

平針の大谷曻さん(64)は、とても多趣味。贈り手にとっても“ありがたい”人だ。

旅行、散策、料理、買い物、会食会、飲み会、図書館通い、ゴルフ、メダカ飼育…。とにかく挙げたらきりがない。

前橋市で生まれ、東京でサラリーマン生活をスタートさせた。そして転勤族として約16年間、関東、東日本を移り住んだ。そして名古屋に落ち着いて30年。各地を知っている大谷さんが「良いところです」と言うから、名古屋は住みやすい土地なのだろう。

退職したのは8年前。その後も販売会社に再就職したり、アルバイトやボランティアに精を出している。スポーツ好きで、今もフットワークは軽い。そして「“青春”は自分の気持ち。肉体的には限りがありますが、精神的なものに限りはありませんから」と笑う。

還暦を過ぎても活動的なのは、好奇心が旺盛だから。そして、いろいろなことに対応できるのは「引き出し」が多いからだろう。「ネットも大いに活用しています」と言う大谷さんは、「息子がやっているのを横で見ていて覚えました」と破顔。引き出しが増えるはずだ。

長い営業職で得たトーク術は、今も生きている。「チームやろまい」に所属し今回の「第二の成人式」では講演も行った。圧倒的なパワーの源は「好きなことをする」と至ってシンプル。さあ、好きなことを見つけよう!

2012.04 発行 紙ひこうき Vol.370