ファイヤーボーイズ S・D杯で初V / “2階級”制覇に導いた 小島 覚さん


ファイヤーボーイズS・D杯で初V 小島 覚さん

軟式少年野球の第11回スポーツ・デポ杯が11月3日、豊田市運動公園ソフトボール場で開かれ、地元のファイヤーボーイズ(油井進一代表)がAリーグを制しました。

同チームは昨年、5年生以下のBリーグも制していて、“2階級”制覇を達成。小島覚監督がナインらによって胴上げされました。

「(Aリーグのメーンメンバーが)1、2年生のときから一緒にやってきました。何か形として残したいと思っていましたが、優勝という形で残せ、感無量です」とほほ笑む小島さん。

とにかく子どもが大好きで「子どもたちに教えられ、一緒に成長しています」と話す小島さんは、平針小父親同士の交流会「ばりばりとうちゃんず」のメンバーでもあります。

夜回りなど、母親ではできないことを進んで行う同会のメンバーたちは、全員が子ども好き。
「好きでやっているので、とても楽しいですよ」と言います。

確かに、好きこそ物の上手―とは言いますが、自分でプレーすることのない監督が“偉業”を達成させるには、何かが必要のはず。すると小島さん「強いて言えば相性が良かったのかも」とにっこり。

そう言えば三浦友和の「相性」という本が注目されていますよね。夫婦愛も、野球道も「相性」は大きなファクターなのかも知れません。

いずれにしても「学校では学べないことが学べる」という同野球部のモットーは「礼儀、挨拶、元気よく、楽しく」。

「一緒に野球をしませんか」と小島さんは呼び掛けています。

2011.12 発行 紙ひこうき Vol.366