I LOVE NY


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ニューヨーカーの1日の歩く量と歩くスピードの早さはとても有名である。

特に整備の行き届いていないデコボコ道の多いマンハッタンでは、スニーカーやフラットな靴が必要とされる。

社会人として働き始めた頃、同僚から「机の下にスニーカーかフラットシューズ、パンプスを置いておくと便利」と教えてもらい、そのアドバイスが後にとても役に立ったのを覚えている。

通勤ラッシュの車内で、スカートやパンツに関係なくスーツにスニーカーを履く女性をよく見かける。

スタイルは疑いたいが、この女性像はマンハッタンのキャリ仕事をバリバリこなすキャリアウーマン。

そしてスニーカー出勤の女性はとにかく行動や歩くのが人一倍早い。

一方、見かけやスタイルを気にする女性はフラットシューズを履いて出勤し、社内でパンプスに履き替えたり、低めのパンプスで出勤する。

アメリカのスポーツジムのほとんどは上履きスニーカーを用意しなくても良いので、普段から使っているスニーカーそのままでトレーニングできてしまうという利点がある。

通勤&出勤時と同じスニーカーでジムに行き、トレーニングしている女性もあちらこちらで見かける。

私もニューヨークに住むようになって何足かスニーカーを買った。

さすがにスーツにスニーカーを履いて通勤はできないものの、スニーカーやフラットをかばんの中に持っていて助けられた事が多々ある。

2011.10 発行 紙ひこうき Vol.364