絆を広く、深く / 人と人との絆を広げる 結(ゆい)“ちいき”代表  出口 武 さん


人と人との絆を広げる結“ちいき”代表 出口 武さん

3月11日を境に、日本が大きく変わろうとしている。
価値観が変り、日本人の心が一つになろうとしている。

この3月、平針でも、ある団体が初声を発した。

人と人との絆を広げる 結“ちいき”だ。
代表は平針の出口 武さん(64)。

教師として38年間、神沢中学の校長を最後に定年を迎え、昨年3月には教員経験者と「転ばぬ先の子育て~子育ては自分育ち~」という本を自費で出版した人だ。

「退職してから、住んでいる地域で役に立つことをやりたいと、ずっと思っていました。地域の人と人との関わりから絆を深め、安心、安全感を強め、みんなで問題の解決を進めていく機会になれば」と同会を発起。

4月には、初のイベント「お花見を和服で」を開催した。
「和服を着る機会が減りましたでしょ。着ていく場所を作ろうと…」。
約50人が参加した同イベントは盛況だったが「イベントは手段」と出口さん。

「人が集まるきっかけがイベント。そして人と人との絆が広がり深まることで、さらにいろいろな可能性が生まれる」という。

昨日も七夕飾りとミニコンサートを行ったが、こうして集まった人たちに出口さんらは呼び掛ける。

「みなさんも一緒に活動して、地域を盛り上げませんか」と。

2011.08 発行 紙ひこうき Vol.362