3月に稚児行列 針名神社 連史朗宮司


針名神社 連 史朗 宮司

「お稚児を3回出すと、子どもは健康に育つんだよ」とお年寄りは言うけれど、近頃「稚児行列」を出す神社仏閣が少なくなった。そんな中、3月27日に午後1時から平針の針名神社で稚児行列が行われる。

針名神社御造営35周年、参集殿竣功記念行事として行われるもので、対象児は0歳から小6まで。もちろん性別は問わない。

針名神社の創建は古い。おおよそ今から1100年以上も前と言われる。現在地より約800メートル北の天白川左岸の元郷に祀られていたが、徳川家康の命により現在地に移されたとか。そして現矢代殿・社務所・手水舎は昭和天皇御即位50年の奉祝記念事業として、昭和51年11月に竣功した。

祀られている神様は誰かといえば、主祭神が尾治針名根連命(おはりはりなねむらじのみこと)で配神として大國主命(おおくにぬしのみこと)や少彦名命が祀られている。

「手狭になったこと、老朽化したことで建て替えることになり、昨年末、参集殿が完工しました。平成天皇の即位20周年ということもあり、昨年12月、竣功奉告祭が大祭式で斎行されました」と連史朗宮司(66)。

日本にはたくさんの神社があるけれど、宮司さんのいる神社の数は少ない。それだけ、針名神社が大きく「心のよりどころ」としている人も多いということだろう。

連宮司は「針名神社は、平針のパワースポットです」と笑顔。そこでの稚児行列、ぜひご参加を!

★ 詳細は http://www.harina3.or.jp/ (締切は2月末日)

2011.02 発行 紙ひこうき Vol.356