Ｉ ＬＯＶＥ ＮＹ
2010-09-14 16:40:10
すっかりアイフォン（スマートフォン）がないと生活できなくなっている今日この頃。テクノロジーの進化により「不便利」が生活からどんどんと減っていっている。
ネット上の端末があれば世界中どこにいる相手とでもチャットが出来るし、国際電話もインターネットで無料で出来る。パソコンで１クリックするだけだ。便利でいいけれどこんなに便利すぎて大丈夫か？ と考えてしまうことも。
先日、カリブ海のジャマイカへ行って来た。カリブ海の島々の多くはニューヨークから飛行機で３時間弱という事もあり、近場の旅行として人気がある。大自然やきれいな海を満喫し、ジャマイカに住む人々の生活を見る事ができた。
ある村のレストランで食事をした。そこには昭和の時代に使用されていたような古いテレビがあり、その周りを数人の人達が囲んでスポーツ観戦をしている様子だった。聞いてみるとジャマイカの多くの村では、テレビがない家も少なくないのだそうだ。そして多くの人達がクーラーを使用しないのだと言う。
クーラーは身体に悪く、扇風機の方が自然な風を循環することができ健康的だから。ちなみにジャマイカは一年中夏だが、私が訪れたときは猛暑！ クーラーがないととても無理な状況であった。もちろん、スマートフォンはない。携帯電話の類の物を持たなくても日常で困る事はないのだろう。
後日、マンハッタンを歩きながら携帯メールを書いていた時、うっかり人にぶつかってしまった。「前みて歩いてるのか！」と怒鳴られたあげく、書いていたメールも消えてしまい「最悪だっ！」と思った私だったが、ジャマイカで感じた事を思い出した。
大自然に囲まれながら満喫したジャマイカでの旅行。今の自分にとって、とても意味のある旅行となった。
2010.09 発行 紙ひこうき Vol.351
