ゆきみきみブランドを創設 洋画家/山田幸見さん


ゆきみきみブランドを創設 / 洋画家 山田幸美さん

「高校時代の美術の先生が、名のある洋画家で。だから当然の様に私も洋画の道に進みました」と話す、平針の山田幸見さん(51)は洋画家です。

恩師の影響も大きかったようですが「油絵は(完成までの)プロセスが長いので、途中で加筆するなど変えることができます。それも魅力」と話します。

名芸大を卒業後、デザイン関係の会社に就職。社会の仕組みと“商業アート”もこのころに学びました。そして、’00年、銀座のギャラリーで個展を開くに至って「やっとここまで来た」と実感したとか。

こんな“過去”が、山田さんを“オールラウンドプレーヤー”にしたのでしょうか。とにかくその作品群は実に多彩。ご自身は「人物画が好き」と言いますが、静物画も風景画も、とにかくすてきです。

そして、今年、「ゆきみきみ」ブランドを立ち上げ、ガラス絵や版画・墨絵など活動の場を広げるとともに、ブランドのアイテムの販売にも手を染め始めました。
また、9月には四国の松山で個展を開くため「今は作品を描きためています」と言う山田さん。疲れ知らずのバイタリティーに頭が下がります。

2010.08 発行 紙ひこうき Vol.350