I LOVE NY


サッカーワールドカップ南アフリカでの日本代表の応援観戦の余韻が残っている人もまだまだ沢山いると思う。惜しかった! 私もテレビで応援しながらグッと手に握り拳をつくる場面が何度もあった。

ニューヨークでも日本人の多くのサポーターがバーに集まり日本の応援をしていた。
アメリカでサッカーは他のスポーツに比べてあまり注目されていないのが現実だが、今回のワールドカップではUSAもとても良いところまで進んだ為か大いに盛り上がっていた。
多くの人種が住むニューヨークのバーは、連日入れ替わりで違う国のユニフォームを着たサポーター達で賑わった。

私には日本人とアメリカ人のハーフとして生まれた友人がいる。彼女は幼少時代をアメリカで過ごし、その後日本に帰化。中・高・大学の教育を日本で受け、その後アメリカに戻り大学院を卒業。今はバイリンガルとして日系証券会社で働いている。

「ハーフっていいね」と私が言うと「ハーフだからこそ辛い事もあるんだよ」と彼女は話す。彼女はどちらの文化も理解した上でうまくバランスを取りながらアメリカで過ごしているのだが、日本に帰国した際に「日本語お上手ですね」と突然言われる事があり寂しい気持ちになると言う。「自分は日本人なのに…」と。

そして日本・アメリカの片方だけの文化を採って暮らしていくことは、アメリカでも日本でも無理だろうと話す。「だって私はハーフだから!」。

これからアメリカは独立記念日を迎える。この時期はニューヨークから自分の故郷に帰る人やバケーションに出かける人が多くなるので、とても静かなマンハッタンの祝日&週末を迎えそうだ。

I Love NY

2010.07 発行 紙ひこうき Vol.349