身も心も健康に! 下西健康体操公認指導者 加藤葉子さん


下西健康体操公認指導者 加藤葉子さん

立春も過ぎた。これからは日一日と暖かくなってゆく。「あ~、思いっきり体を動かしたいな」と思うのは、こんな時季だ。

ところが“運動履歴”のない人にとって「何かを始める」ことはたやすいことではない。
「やめるのも始めるのも簡単。それに、ジャージやTシャツ、ラフな格好でOKです」というのが下西健康体操公認指導者の加藤葉子さんだ。平針に転移して23年。今では、天白区を筆頭に緑区や昭和区他でヨガと武術太極拳を指導している。

葉子さんがヨガをはじめたのは21歳の時。「体を動かしたいな」と軽い気持ちで始めたが、スキーや陸上という学生時代のスポーツキャリアのおかげもあり、2年で指導者の資格も取得した。

結婚して一時中座したけれど、17年前、平針北コミセンデヨガの指導を始めた。実は指導者の資格を取得した時、それまでの先生が辞めたこともあり、代わりに指導に当たった指導者歴は長いのだ。

「当初はママ友だちが2~3人」などというときもあったが、今は生徒さんの数も増えた。20代から70までと、その幅も広い。

教室では、各自が自分のペースで体を動かしていく。「頑張りすぎないことが秘けつ」と葉子さんも笑って話す。何でもそうだが、継続こそ力だ。「体のほかに、口もよく動いて」とまた笑顔。
二世代、三世代の人が集うのだから、いろいろな情報の交換の場にもなっているのだろう。

和やかな教室をながめながら、葉子さんも満足げ。「体のバランスを考えて、“健康体操”を目指したい」という思いは、もう完成の域に近付いている。」

2010.02発行 紙ひこうき Vol.344