水野 稔さん(73歳)


20170701

 

こんもりとした緑の中に佇む針名神社。その創設は千百年以上前といわれている由緒正しい神社だ。そして、この4月から針名神社氏子総代長となったのが水野稔さん。

 

氏子総代長とは、旧平針地域を7つの地区に分け、その地区から4名の氏子総代を選び、その氏子総代の中から氏子総代長が選ばれる。

 

「宮司さんがとどこおりなく祭事ができるよう環境整備を行ない、神社の財産を管理するのが私たちの仕事です。参拝して下さる皆さんにも安心して来ていただけるよう神社の整備もしています」

 

おっしゃる通り、車いす・ベビーカーが通りやすいようにスロープができたり、トイレもきれいになったりとお参りする人への優しい気持ちが伝わってくる。

 

「7月17日には天王祭が開催されます。茅の輪(ちのわ)くぐりは午前中からやっていますし、夜には木遣り歌の披露や盆踊りもあります。盆踊りに来たら、ぜひ茅の輪くぐりもやってみてください」

 

茅の輪くぐりは、茅草で作られた大きな輪をくぐり無病息災を願うもの。氏子総代さんがくぐり方を教えて下さるとのこと。まだの方、今年は体験してみてはいかがですか。

 

針名神社は心休まる身近な存在。私たちが安心安全に神社に来ることができるよう、氏子総代長・氏子総代・氏子の皆さんが支えてくれているんですね。

 

「針名神社を囲む豊かな森を絶やさないようにと心がけています。これからも地域に親しまれる神社となるよう氏子総代で力を合わせていきたいと思っています」