商店街をブランドに! 原駅前商店街振興組合副理事長 加納 保さん


原駅前商店街振興組合副理事長 加納 保さん
腹駅前商店街振興組合 副理事長 加納 保さん

良いリーダーのいる組織(それは趣味のグループでもいいし、会社や政党でもいいのだが・・・)は、間違いなく“太る”。
グループなら人が増え、レベルも上がる。会派なら経営は右肩上がりになる。

原駅前商店街振興組合には、加納保さん(60)がいる。ほとんどの商店街には、若い店主で組織する「青年部」がある。ところが・・・。
「うちのは“男組”と呼びます。メンバーは若手店主と地域の人で構成。12人います」と加納さん。「発足は今年の4月。言い出しっぺの私はオブザーバー」と笑顔。

大学の土木課を出て住宅関係のサラリーマンに。そして10年前、株式会社「カノウ」を立ち上げた人。ヤル気も根性も半端じゃない。そして、世の“創業社長”がそうであるように、アイデアマンでもある。

「地域活動にも積極的に参加し、挨拶の励行、清掃活動などにも地道に取り組んできました。とにかく、組長以下全員が地元を盛り上げようと頑張っています」

“子(青年部)”が動けば、“親”だって黙ってはいない。連携もうまくいっているのだろう。そんな中で「テレビでも取り上げられた」という生キャラメルの販売にも着手した。

「組合ではなく将来的には会社組織にし、利益を上げていきたい。原駅前商店街のブランドも作りたい」。夢は大きく膨らんでゆく。

地元の住民としても“シャッター通り”なんて願い下げだ。
男組の活躍にエールを送り、買い物は地元で、と強く思う。

2009.12発行 紙ひこうき Vol.342