近藤 肇さん


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  近藤肇さんは、この春藍綬褒章を受章。長く消防団長を務められ、その功績が認められたものだ。

 

  「皆さんの温かいご支援があったのでこの章がいただけたと思っています。今回受章者の中では私が最高齢だったそうです。長くやらせていただき幸せでした。本当に感謝しています」

 

  近藤さんが、消防団員となったのは昭和36年。「青年団に入ってまして、青年団を卒団したら消防団に入るのが当時はあたりまえでしたから、自然に消防団員になりました。その後青年団はなくなってしまいましたが…」

 

  団長に就任したのは昭和55年で、消防団長として35年間活動を続けている。消防団というと、パトロールや警備など私達の身近な存在となっているが、実際の火災時に出動し、初期消火や交通整理・情報提供など重要な役割を果たしている。日頃の訓練もしっかりやっているが、皆さんボランティアとして活動している。

 

  「今回の受章では、平針学区の先輩と平針消防団の皆さま、天白区消防団連合会長と天白区消防署長に大変感謝しています。特に連合会長の浅井宏隆さんは長年の友人でもあり、いつもお世話になっています。持つべきものは良い友というのは本当ですね」お話を伺っていると、近藤さんと浅井さんの友情の深さが伝わってきます。友人っていいですよね。

 

  「受章式には妻と2人で出席しました。今年は結婚60年でめでたいことが重なりました。皇居で天皇陛下に間近でお目にかかることもでき、本当に幸せでした」

 

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