三品 正一さん


三品 正一(みしな まさかず)さん(57歳)

 

向ガ丘にお住まいの三品正一さんは、この秋の叙勲で専門工事業務功労者として、瑞宝単光章を受章。こんなご近所さんにも勲章の授章者がいらしたんですね。

 

「自分でも勲章をいただけるとは思いませんでした。鹿島建設から推薦していただきました。関係者・会社・家族のおかげです」と、ご本人からはいたって控えめなコメントをいただいた。建築関係の現場で職長としてお仕事をしていらっしゃる三品さん、昨年は優良技術者として国土交通省から表彰されている。また、現場の責任者にあたる職長は、長年の経験と資格が必要です。

 

「地下鉄の駅や、新東名など手がけました。最近では地下鉄徳重の駅ですね。地盤がゆるくて苦労しました。現場にはたくさんの業者が入るので、コミュニケーションを取って事故のないよう安全面に注意しています」

 

三品さんは滋賀県生まれ。京都で育ち20歳の時名古屋に来たそうだ。天白区に来てからは37年になる。「最近は関西弁が出なくなりました」今は、向が丘にお住まいの三品さん、お宅はお子さん、お孫さんでとてもにぎやかだ。「やさしい父です。なんでも丸く収めてくれます」と、お嬢さんからひとこと。

 

「これからも、この仕事を続けていきます。危険なこともあるので、長く仕事を続けてくれる人が少なくて…。休みを多くしたりと待遇を改善して若い人につなげていきたいです」