I LOVE NY


NY 結婚式

先日友人の結婚式がマンハッタン、リバーサイド教会で行われた。
日本の結婚式に一度も出席した事のない私にとってアメリカの結婚式に出席においても一般的習慣をつい忘れてしまいがち。

まずは招待状の通知に出席か欠席かを返答しその後はウエディングレジストリー(ギフト登録)を済ませる。アメリカでは宗教、文化を問わずほとんどの人がこの制度を利用している。この制度は1920年代にアメリカの百貨店が始めたものでカップルが生活に必要となる家庭用品や家具をお店に登録し出席者がその中から選択する。

アメリカ独特なのは、親友や従兄弟の中から新郎新婦に各5名程づつ介添人として選ばれ招待状の発送から挙式当日の進行監督、指輪交換の立会人という大役を務める。
今回私を招待してくれた友人新婦は日本人で、友人や家族は結婚式数日前からNYへ来てリハーサル等を行っていた。時差ボケなどと言っていられない程忙しそうだった。

人種の坩堝NYでは、ユダヤ系、中国系、韓国系など様々な国特有の結婚式文化がある。ユダヤ系は挙式中ワイングラスを踏んで割る儀式があったり、中国系の結婚式では両家、介添人によるティーセレモニー(お茶の祝福会)が行われ、韓国系の結婚式には外部からの花は不吉をもたらすとし来賓客はお花を贈ってはいけないなど様々な国の文化が見られとてもユニークである。

私の友人の場合は結婚式前日に両家親族がレストランに集まり男性は袴、女性は着物を着て食事をしたそう。彼女の旦那さんはアメリカ人で後日夕食会での写真を見せてもらったらアメリカ人もきちんと袴、着物を着こなしていてびっくり! 挙式出席者もアメリカ人が7割、日本人が3割ととても国際的な挙式であった。

NY 野外映画劇場

NYの夏の風物、野外映画劇場が遂にオープンした。セントラルパークに続いて有名なブライアントパークで毎週月曜日に1940年代から70年代の映画を芝生の上に座りながら鑑賞する。

入場料も無料! 昨年は行くことができなかったので今年は是非ピクニックを兼ねて夏の空気を感じながら映画を鑑賞したい。

2009.07発行 紙ひこうき Vol.337