アイマスク体験講習会 (平針北学区 青少育成協議会)


アイマスク体験講習会 (平針北学区 青少育成協議会)

2月8日(日)午前10時より平針北学区青少年育成協議会主催のアイマスク体験・講習会が行なわれた。
会場となった平針北小学校特活室には40人ほどの人が集まった。6組の家族参加もあり、大人子ども混じっての体験会となった。

ボランティアグループ・わかば会の進行で視覚障害者の方からお話を伺ったり、パネルの説明があった。最近は大人になってからの視覚障害者が多いという。歩行訓練のためには3週間入院が必要だそうだ。点字が読めるようになるのも大変なことなど、普段聞けないお話を聞くことが出来た。

そしていよいよアイマスク体験。まずアイマスクをしてゲーム。子どもが遊ぶ立体のパズルや視覚障害者用の迷路など、まわりの人に教えてもらいながら挑戦した。アイマスクをしてのパズルは皆が苦戦したのはいうまでもないが、誘導するのは更に難しいということがよくわかった。

ゲームの後は2人ひと組となって体育館まで行って帰ってくる歩行体験。1人はアイマスクをしてもう1人が誘導する。よく知っている小学校の中だが、狭い階段を昇ったり降りたりと相手の肩や腕につかまり、言葉だけを頼りに歩くのはかなり恐かった。

参加者の感想は「見えないと恐い」と小学生女子。「視覚障害者への補助は難しいですね」と女性。「見えない人のために何か役に立てるといいですね」と男性。

見えない恐さを体験できた貴重な日となった。

2009.03発行 紙ひこうき Vol.333