人も動物も健康に! 愛犬家住宅コーディネーター 田中貴子さん


愛犬家住宅コーディネーター 田中貴子さん

「愛犬家住宅コーディネーター」。聞きなれない職種で、実際、この肩書を持つ人も少ないけれど、仕事の内容は大体わかる。そして、今の時代に必要な人であることもわかる。
荒池の田中貴子さんも、ホヤホヤのコーディネーターだが、「以前、住宅の営業をしていた」とあって、住宅事情には明るい。もちろん、ミニチュアダックスフントを飼う“愛犬家”でもある。

現代人はペットを「家族同然」と言うけれど、ペットにとっては「ありがたいけど、迷惑」と思っているかもしれない。例えばフローリング。人間には快適でも「滑り過ぎ。もともと腰が丈夫じゃないボクには、あまり快適じゃないよね」というダックスも多いとか。

「犬もストレスを感じると、体臭がキツくなります。だから吸排気はしっかりしていないと、どうしても臭いが部屋にこもるようになります。風の流れを計算して、リフォームすることも大切」と貴子さんは言う。

「動物は、臭いのが当たり前。どうってことはない」という人も、中には「動物が苦手」という人もいることもわかってほしい。そんな人が「不快感を感じる家」を訪れるのは、たまらない。

動物も、そして人間も、安心して、そして健康に過ごせる住宅を、田中さんは提案してくれる。

2010.07 発行 紙ひこうき Vol.349