夢は3世代一緒にラウンド 中部シニアチャンピオン 平針の小島朋広さん


昨年スポーツ界で際立ったのは、良きにしろ悪しきにしろゴルフだ。寅年を前に、牙を抜かれたタイガーの話題は残念だったけれど、日本では石川遼をはじめ、池田勇太や女子プロたちが大ブレークした。

そして平針では・・・。平針5丁目の小島朋広さん(61)が、昨年中部シニアチャンピオンズゴルフ大会で優勝した。

「球技は何でも好き」という小島さんがゴルフを始めたのは25歳の年。ラウンドデビュー前に1年以上みっちり練習をし、初ラウンドは何と90。「まずは2ケタスコアで」というアマチュアゴルファーの“壁”を初ラウンドでクリアした。
そしてアマの大目標「シングル」は35歳で到達。ホームコースの名倉ではクラブチャンピオンに6回輝いた。

そして、団塊の世代といえば・・・。「やっぱり好きなゴルファーはジャンボ尾崎」と言い、「紫色のズボンをはき、息子に顔をしかめられたこともあります」と笑顔。

ところでゴルフ、生涯スポーツの王様だ。プロとアマ、ビギナーとベテランが“同じ土俵”で闘うことができる。
「今年2歳になる孫がいますが、彼が5歳になったらコースに連れて行きたい」と話し、「3世代で一緒に回るのが夢」と相好を崩し、「もう1つは、やっぱりエージシュート。ぜひやってみたい」という声が、弾んだ。

2010.01発行 紙ひこうき Vol.343