楽しも!トランポリン トランポリン協会理事長 余語 由美子さん


トランポリン協会理事長 余語 由美子さん

トランポリンというスポーツがある。2000年のシドニーから五輪の正式種目にもなった。北京では、上山容弘選手、外村哲也選手にメダルの期待がかけられ、TVで特集された。

日本に紹介されたのはちょうど半世紀前。もっとも、スポーツとして普及し始めたのが約80年前だから、歴史は浅い。従って競技人口も少ないし、プレーできる場所も限られている。悲しいかな、天白区にもその施設はない。
「もっとみんなにトランポリンの楽しさを知ってほしいんです」と声高に叫ぶ人が平針にいる。愛知県トランポリン協会の理事長を務める余語由美子さんだ。

余語さんはトランポリンの出会いは、40年以上も前(そう、余語さんの齢は55。写真でもわかるように若々しい)。「中2の時、体育の授業で初めて経験しましたが、うまく跳べなくて…」
「単なる運動オンチだったんじゃないの」なんて言ったら叱られる。3歳からクラシックバレエを始め、スポーツも万能(何しろ出身校は東京女子体育大学だ)だったのに、だ。
「だから悔しくて1人で練習して。でも跳べるようになったら、うれしくて楽しくて」。高校時代はトランポリン部に。選手時代は、全日本にも10回出場するなど活躍してきた。

結婚して名古屋に越してきたが、仕事やら育児やら多忙な日々を送ってきた。が、3年前非常勤の仕事を辞め、普及とライフワークの1つに掲げた。

12月12日には、初の県大会も開かれる。興味のある人はぜひ見学を!

2009.10発行 紙ひこうき Vol.340