盲点


 先日、ESS加入者が死亡していたという知らせが入りました。販売店はびっくりです。配達では新聞が残っていた事実はなく、したがって当然報告もなかったからです。
 今後のこともあります。販売店はよくよく調べてみました。すると、お向かいの人が「あらら、新聞が残ってる。用心が悪いわ」と、ポストから新聞を抜いてガスメーターボックスの中に入れていてくれたことが判ったのです。お向かいの方は、おそらくESSについて何もご存じなかったのだと思います。
 盲点でした。「新聞がポストに残っている」という事態は一般的には「留守」を意味し、空き巣狙いの標的になりがちです。ですからお向かいの方の行動は間違っていません。しかしESSは、「新聞がポストに残っている」ことで「異常事態」を察知するものなのです。販売店はESSの更なる周知活動の必要性を思い知りました。また、登録者には「私、ESSで見守ってもらってるの」と、ご近所の親しい人にお話頂くことも、必要かとも感じました。
 今回の場合は、そのお向かいの方が異変に気付き、民生委員に連絡。消防に連絡して窓を割って入室したら、すでに死亡していたということです。

2008.1.25発行 み・まも〜る2月号 Vol.9