連 史之(むらじ ふみゆき)さん


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 針名神社では、本殿の屋根を改修、11月23日(祝-金)には記念行事として〝本殿御屋根替竣功 奉祝行事〟が行なわれる。

 

 連さんは針名神社の禰宜(ねぎ)。

 「祖父の代に今の社殿を造営したので、それ以来の改修工事となり、今回は屋根替えだけではなく神様のお引越しや殿内装飾の改め、天井絵の配置など、多岐に亘る計画となりました。40年ほど前のことなのでまさに手探り状態でありました。しかし、殿内装飾の仕様や棟礼の記録などにより、当時の意気込みが感じられ大変感慨深かったです」

 

 現在針名神社宮司は連さんのお父様。お祖父様も宮司をされていた。長い時間をかけて地域の神社として根付いてきたんですね。

 

 今後について連さんは「たくさんの人に針名神社を知ってもらいたいです。一度来たらもう一度来たいな、と思ってもらえるよう努力しています。行事の時だけではなく、日々の積み重ねが大切だと思っています。参拝に来た方と神様との仲を取り持つのも神職の仕事ですから」

 

 以前、針名神社に病気の御祈祷にいらした方が、病気が治ってお礼に来てくれたそうだ。「神様のお力を感じましたし、自分ももっと精進しなければと思いました」と連さん。

 

 私たちと神様をつないで下さる、本当にありがたいですね。これからも、連さんのご活躍と針名神社のご発展を心からお祈りいたします。

 

 11月23日の奉祝行事は、どなたでも観覧ができるとのこと、福餅受け(お祝のお餅を配布)も行なわれます。出かけてみてはいかがでしょうか。

 

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