み・まも~る応援団 / 相生学区民生・児童委員協議会会長 柴田榮機さん


相生学区 民生・児童委員協議会
会長 柴田榮機さん(68)

相生学区民生・児童委員協議会会長 柴田榮機さん

「相生学区は人口4000人。世帯数は1800の小さな学区ですが、ひとり暮らし世帯数は200。65歳以上の人口は25%と、高齢化率の高い学区です。」と柴田さん。

み・まも~る制度については、「細やかなチェックのできるいい制度ですね。新聞店のスタッフの中に民生委員がいて、学区民児協と地域との良いつながりができています。配達の方は毎日みているわけですから、小さな異変も気づきやすいです」と話してくれた。

学区の民生委員は8人、主任児童委員は2人で活動している。学区内には大きな団地があり、最近は団地自治会で「ちょこっとお助け隊」というボランティアグループを作り活動を始めている。お買い物や電球の交換に簡単な修理など、今後活動は広がっていくだろう。

学区の行事としても、福祉セミナー・盆踊りへの協賛・敬老のつどい・コミセン祭り・ぜんざい会などが開かれており、継続事業として月1回のふれあい給食相生いこいの会、毎週月曜日に行われる生きがいサロン・ちびっこサークルなどがある。

「高齢化が進んでいるので、高齢者と地域との接点をもつ必要があり、その機会は多ければ多いほどいいわけです。私たち民生委員は問題が起きた時に専門家へ伝えていくのが役割ですから、ひとり暮らしの方や高齢者夫婦の実態を把握しておく必要があります。

最近の名古屋市の事業として『災害時の助け合い』があります。どういう人が住んでいるか・災害時にどういう手助けが欲しいかなどを調査するわけですが、最近はプライバシー保護のため役所からの情報も入らず苦労しています。結局自分たちが歩いて見つけるしかないわけで、手助けが欲しい人には数名の見守りの人が必要となります。日頃のネットワークが災害時の助けにつながっているわけです」

柴田さんは元毎日新聞の記者。NPO法人「脳外傷友の会みずほ」の理事もやっている。
今後も地域のための活動を、よろしくお願いします!