奥田 讓さん


奥田 讓さん

 

平針北消防団は昨年設立20年を迎えた。その団長を務めるのが、奥田讓さんだ。

 

奥田さんは、平針に住んで33年、消防団設立時からのメンバーだ。

 

「初代の団長の須賀さんはご近所さんで、誘われるままに入団しました」と笑顔ではなしてくれた。

 

現在北消防団は24名で活動しているが、定員は25名。設立時からのメンバーも多くベテラン揃いだが、若い団員が集まらないのが悩み。

 

「若い人に消防団に入ってもらいたいですし、女性にも入ってもらいたいです。これからは防災など、女性視点で考えていくことも大切になってきます」

 

消防団の活動と言うと、防災訓練の時にAEDの使い方や、初期消火訓練などの指導にあたってくれたり、夏まつりの警備をしている姿等が思い出されるが、それ以外にも放水訓練、防火PR、毎月の定例会とパトロール、春・夏・年末に行われる特別警戒パトロール等があり、地域の安全安心のために日々活動してくれている。

 

団員の皆さんはそれぞれご自分の仕事をお持ちだが、その合間をぬって活動に参加しているそうだ。

 

「これからも消防団としての活動を地道に続けて行こうと思っています。団員全員で楽しく活動できればと思っています」

 

団長となった奥田さんは、普段の活動に加え、学区や区の行事への参加も多くなり週末の予定はいつもいっぱいだ。

 

そんな奥田さんだが、かなえたい夢がある。イギリスへサッカーの試合を見に行くことだ。サッカー少年だった奥田さんだがその熱は未だ冷めてはいない。

 

一時は平針小学校でサッカーの指導をしていた事もありかなり本格的だ。サッカーの話をしている奥田さんからは、サッカーへの愛情がしっかりと伝わってくる。

 

「グランパスの応援にも行きましたよ。子ども達もサッカーをやっていたんですがもう大人になってしまって。今は孫に期待しています。サッカー選手になってくれればいいなと思っています」