テーラー  青木久男さん


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テーラー、紳士服の仕立て屋さんのこと。テーラー〇〇というと紳士服の製造販売のお店、今は見かけなくなりましたね。そんな紳士服の仕立屋さんが原にお住まいの青木久男さん。紳士服の匠がご近所にいたんですね。

 

「父、叔父も同業で、この道に入ったのは叔父の影響もあったと思います。職人というのにも憧れがありました。男らしい職業かなと」

 

修行しながら学校へ通ったり、さらに東京へ行って勉強したことでこの道でやっていけると自信が持てたそうだ。平成19年に紳士服製造部門で技能検定一級、平成26年にはものづくりマイスターの資格を取得、平成15年には総理大臣賞、平成27年第28回技能グランプリでは銀賞を受賞など数々の賞・資格をお持ちだ。

 

第28回グランプリ銀賞受賞のコメントの中で青木さんは、3回出場したグランプリで得たことを仕事に生かし向上することができ充実した日々を送っていること、さらに次の大会を目指し頑張りたいと語っている。

 

これからもこの道一筋で頑張る青木さんへ心からエールを送ります。

 

青木さんは50歳の時に富士山に初挑戦、5年ごとに登っている。
「一度は悪天候で中止になりましたが、それ以外は登りました。家での仕事なので毎朝トレーニングをしています。昼間もウォーキングしたり。実は75歳までは働きたいと思っていて、そのためにも健康に気をつけています」

 

最近ではデパートからの仕事がほとんどで、注文した人も作った人もお互いの顔はわからないが、たまに指名されることもあるそうだ。「お礼状をいただいたこともあり、すごく嬉しいですね」75歳とは言わずこの先もずっと愛されるテーラーでいてください。

 

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